草間彌生
草間彌生について
前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。幼少期から幻視・幻聴を体験し、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始める。
1957年に渡米、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、鏡や電飾を使ったインスタレーションやハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出す。
2009年にスタートした最大の絵画シリーズ「わが永遠の魂」は12年間で800点以上にのぼり、2021年には新たに絵画シリーズ「毎日愛について祈っている」の制作を開始するなど、現在でも精力的に創作活動を続けている。2016年には文化勲章を受章。テート・モダン、ポンピドゥー・センター、M+をはじめとした世界各地の美術館で大規模な展覧会を開催。