LECTURE
講演会
「草間彌生の美的宇宙―彼女はいかに時代を駆け抜けたか―」
【募集は締め切りました】
展覧会「私は死を乗り越えて生きてゆきたい」では、死への強い意識が感じられるコラージュや詩作、生命の神秘や生きる喜びを豊かな色彩で表現する近作などを展覧し、生と死という問題と常に対峙しながら歩んできた草間の創作の営みをご紹介しています。本講演では、様々な時代にわたって活動を続ける草間の芸術やその死生観の表象について、美学者・批評家の谷川渥氏に、出会いや対談のエピソードも交えながらお話しいただきます。
※草間彌生の出演はございません。
- 講師
- 谷川渥(美学者・批評家)
- 日時
- 2025年2月16日(日)15:00~16:30 受付は14:30から
- 場所
- 新宿区立漱石山房記念館 講座室(新宿区早稲田南町7、当館より徒歩2分)
- 定員
- 40名
- 費用
- 1,100円(当日払い。レクチャー終了後、草間彌生美術館を17:30までご覧いただけます)
- 募集期間
- 1月17日(金)受付開始。定員になり次第、受付終了。
- お申込み方法
- 募集期間内に、お申し込みフォームにてお申込みください。
応募多数の場合は抽選を行い、結果を〆切日から1週間以内にイベントへの参加可否をお知らせする予定です。 - 講師プロフィール
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谷川渥(美学者・批評家)
美学者・批評家。1948年生まれ。東京大学大学院美学芸術学博士課程修了。マニエリスム・バロックからモダニズム・現代美術に至るまで多領域を視野に収め、多様な<美的表象>を渉猟、美学と批評を架橋する。國學院大學文学部教授、京都精華大学客員教授などを歴任。2009年には文学博士の学位を授与される。著作に『表象の迷宮』『美学の逆説』『鏡と皮膚』『見ることの逸楽』『シュルレアリスムのアメリカ』『肉体の迷宮』『芸術表層論』『三島由紀夫 薔薇のバロキスム』など多数。草間の創作活動にも度々言及し、「芸術の皮膚論」などの独自の美学的論考を展開するほか、草間をはじめとする様々な作家たちとの対談記録も収載している。また、2023年に開催された多摩美術大学での「草間彌生の文学シンポジウム」にも登壇。