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特別展
ZERO IS INFINITY 「ゼロ」と草間彌生
1958年、ハインツ・マックとオットー・ピーネによってデュッセルドルフに立ち上げられたグループ・ゼロは、戦後芸術をゼロへとリセットすることを理念とし、大戦によって分断されてしまったヨーロッパの前衛アーティストたちの協働・連帯を強く促す原動力となりました。ニューヨークで活動していた草間は、1960年代にこの「ゼロ」に関連する展覧会に幾度となく参加し、ヨーロッパのアートシーンでも注目を集めます。「ゼロ」のアーティストたちと「インフィニティ(無限)」へと向かう草間の表現には、ひとつのモチーフの反復やモノクロームの追求など多くの類似点を見出すことができます。本展は、国内においてあまり紹介がなされていない「ゼロ」の作品や運動を、草間の作品や当時の映像・写真資料とあわせて紹介します。「ゼロ」と「インフィニティ」という両極の探求によって、大戦の傷を乗り越え、新しい芸術の持つ可能性を示そうとした前衛芸術家たちの軌跡をご覧ください。
往復書簡
ゼロ・ファウンデーション マネージング・ディレクター バルバラ・ケンヒェス氏と草間彌生美術館 学芸員 黒沢聖覇によるゼロと草間彌生をめぐる往復書簡を公開いたします。
2Fギャラリー インスタレーション・ビュー
Photo: © YAYOI KUSAMA FOUNDATION
3Fギャラリー インスタレーション・ビュー
Photo: © YAYOI KUSAMA FOUNDATION
草間彌生
左:《無限なる天国への憧れ》 2020年
右:《ナルシスの庭》1966/2020年
(草間彌生美術館でのインスタレーション・ビュー 2020年)
© YAYOI KUSAMA
参加作家
エンリコ・カステラーニ、ルーチョ・フォンタナ、イヴ・クライン、草間彌生、アドルフ・ルター、ハインツ・マック、ピエロ・マンゾーニ、クリスチャン・メーゲルト、ヘスス・ラファエル・ソト、ヘンク・ペーテルス、オットー・ピーネ、ヤン・スホーンホーフェン、フェルディナント・シュピンデル、ギュンター・ユッカー
会期
2020年3月5日(木)~ 2020年5月31日(日)
開館日
木・金・土・日曜日および国民の祝日
休館日
月・火・水曜日
開館時間
11:00~17:30
観覧料
一般 1,100円(税込) 小中高生 600円(税込)
※未就学児は無料。団体割引の設定はございません。
入場時間
①11:00~12:30(11:30までに入場)
②12:00~13:30(12:30までに入場)
③13:00~14:30(13:30までに入場)
④14:00~15:30(14:30までに入場)
⑤15:00~16:30(15:30までに入場)
⑥16:00~17:30(16:30までに入場)
当美術館は敷地面積が狭く、入場にあたり待機していただくスペースがございません。入場開始時間より前のご来館はご遠慮ください。
入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。毎月1日10:00(日本時間)に翌々月分のチケット販売を開始いたします。ただし、3月分チケットにつきましては1月6日(月)より発売いたします。ご購入後の日時変更、払い戻しはできません。チケットはこちらよりご購入いただくことができます。
関連
イベント
記念講演:「ゼロ」と草間彌生
日時:2020年3月5日(木)17:00~18:30
開催場所:ゲーテ・インスティトゥート東京 ホール(〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56)
※開催中止となりました。
ギャラリートーク
ギャラリートークを月2回程度開催。展覧会・作品の見どころなどを、当館スタッフがお話しします。
特別協力