開催予定の展示
《エアメール・ステッカー》(部分)
1962/1992年
© YAYOI KUSAMA
タイトル
クサマズ・ポップ
草間彌生の作品は、その鮮やかで明快な表現から、しばしば「ポップ」と形容されてきました。背景をたどると、彼女が拠点としていた1960年代のニューヨークで花開いたポップ・アートとの接点が浮かび上がります。一方で草間の創作は、幻覚や強迫観念といった特有の個人的な動機に根ざしており、日常のイメージと内なるヴィジョンとを重ね合わせながら、独自の作品世界が築かれました。
本展では、草間ならではの「ポップ」をテーマに、多彩な創作の広がりをご紹介します。郵便用ステッカーなどの同一の印刷物で画面を埋め尽くすコラージュは、大量消費社会の様相を映し出すとともに、草間を制作へと駆り立てる強迫的な衝動を露わにします。マネキンにマカロニをびっしり貼り付けた立体作品もまた、大量生産される画一的な食物と、彼女個人の内面のオブセッションとが深く結びついた表現です。こうした反復の志向は、作家自身の姿をモチーフとした自画像等にも及び、版画や写真、チラシや展覧会ポスターといった媒体を通して増殖し、流通していきます。
帰国後の平面作品や近年の大型絵画・彫刻においても、原色を基調とする色使い、シンプルな輪郭、そしてお馴染みのモチーフの反復が、草間の感性を鮮明に印象づけます。さらに、カラフルな水玉が反射し合う初公開の小型ミラールームや、空間を彩るバルーンを用いたインスタレーションも登場。イメージの変奏的な反復と稀有な色彩感覚が躍動する「クサマズ・ポップ」を、ぜひご体感ください。
左:《自画像》1986年
右:《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010年
© YAYOI KUSAMA
左:《水玉強迫》1996/2009年 バンコク芸術文化センター(タイ)でのインスタレーション・ビュー 2009年
右:《明日咲く花》2016年
© YAYOI KUSAMA
会期
2026年4月16日(木)~ 8月30日(日)
開館日
木・金・土・日曜日および国民の祝日
休館日
月・火・水曜日(祝日を除く)
開館時間
11:00〜17:30
観覧料
一般 1,100円(税込) 小中高生 600円(税込)
※未就学児は無料。団体割引・障がい者割引の設定はございません。
入場時間
①11:00~12:30(11:30までに入場)
②12:00~13:30(12:30までに入場)
③13:00~14:30(13:30までに入場)
④14:00~15:30(14:30までに入場)
⑤15:00~16:30(15:30までに入場)
⑥16:00~17:30(16:30までに入場)
当館は敷地面積が狭く、入場にあたり待機していただくスペースがございません。予約時間より前のご来館はご遠慮ください。
入場は日時指定の完全予約・定員制(各回90分)です。毎月1日10:00(日本時間)に翌々月分のチケット販売を開始いたします。チケットは美術館ウェブサイトにてご購入いただけます。
チケットはこちらから。
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